- 2008/09/20 18:51
- NEWS
感電の実体験。
先程、雷のニュースを見てて、ふと思い出した。
あの時は危なかったなぁ~ ( ´д`)トオイメ と。
人間の生死にかかわるのは、電流(単位は【A】アンペア)です。
電圧(単位は【V】ボルト)は、高ければ高いほど危険性は伴うけど直接の原因にはならない。
たまに「100万ボルトの電流」なんて表現もあるけど、これは明らかにミス。
まぁ「アンペア」なんて聞き慣れない単位より
「ボルト」の方が認知度が高いから、ワザと使ってるかも知れないけど。
で、人間は1Aで十分死ねる。
ヘタに中途半端な電流が流れるより、大電流が流れた方が助かる可能性がある。なんて話も。
心臓が止まる前に皮膚が焦げて、絶縁体となり被害を最小限に抑えられるとか。
まぁ、皮膚が焦げるって状態ってのもキツイけどねぇ。
で、東京に居た頃は制御盤なんてのを作ってたんだけど
一時期、検査課にも所属していた。
このモヤシみたいな細い身体で、工具やビス詰め合わせの重いカバンを持って現場へ出張。
電ドルが必要な工事の時は、10kg以上あったんじゃないかな?
現場じゃ、流石にアウェイという事もあって大きな失敗は無い。
現場監督とマジ喧嘩したぐらいかな(苦笑
でも、社内だとついつい気が緩むようで何度かミスを(汗
一番笑ったのは(本当は笑えないんだけど)
制御回路の電源用にコンセントから100Vを延長コード使って供給しようとしたところ…
接続場所を間違えてショートさせちゃった(苦笑
モノにもよるけど、延長コードってそれぞれの芯線を被覆が保護。
それを薄い被覆でくっつけてる感じなんだけど、
この薄い部分を「シュ~」って音と煙が走り… ブレーカが落ちた。
もちろん、このコードはゴミ箱行きです。
まぁ、電気を扱ってると、こういうミスは多いです。
リレーやトランスを焼いてないだけマシな方かと(苦笑
中小企業だから「取締役」だって仕事はする。
この取締役がよく、DC48V回路にDC24Vのリレーを取り付けて焼いたり、
トランスの一次、二次の配線チェックをせずに電源投入して
あの独特の焼けた臭いを発生させてたっけ。
ただ、一度だけ(つか、学習能力無いほど馬鹿じゃない)死ぬ思いをした事が。
まだ、検査課一年目のペーペーの頃。
原因となったのは主幹。
右画像、白丸内のブレーカ。
家庭用なら単線100V or 単相三線100/200
でも工業用は三相三線200V
扱っている制御盤は工業用です。
もちろん、検査課なので主電源三相三線200VをRST-1に接続。
動作確認しようとしたら、主幹の容量が図面と違っていた。
前年は工場で検査課に文句言われる立場だったのに
検査課になれば立場が変わる。
「ったく、工場の連中は定格も見れないのかよ。」
主幹を取り外し、資材部で図面通りのブレーカに交換。
(今、思えば、この時よくショートさせなかったな。と思う。)
新しいブレーカを設置しようにも、既に配線済。
一次側の電線をクイッと曲げて設置スペースを確保しようと。
それも横着して、三本同時に端子部を指で手前に折り曲げようとした。
その瞬間。
手が自分の意思と関係なくビクンとなって
指先から徐々に固まっていく感じが…
「マズイ。 活線だった…」
主電源を切らないまま、活線(電気の活きている電線)で作業していた事が判明。
でも、後悔先に立たず。
無理矢理、離そうとするも吸い付くように離れない。
肘、肩辺りまで硬直した時、スッと離れた。
右胸辺りも締め付けられるような感じだったし、生きた心地はしませんでした。
(心臓に近い)左利きだったら、どうなってたんだろ?
実際、驚きのあまり、声も出なかったし。
すぐに電源切って、しばらく呆然。
ただ体中、脂汗が吹き出たのも覚えています。
この状態で通電したら即死だろうね(汗
工場の床が木材、左手が何も触ってない状態。
これも吉だったのでしょう。
電気は便利だけど、怖い怖い。 ((((;゚Д゚))) ガクガクブルブル