ジャンケンを考えてみた(笑
娘と愚妻のやりとりを聞いて、ふとジャンケンというモノを考えてみた。
il||li _| ̄|○ il||li 暇だな。俺。
愚妻の話を聞いてると、
娘は「ジャ~ン、ケ~ン、ポ~ン」とやると「チョキ」を出す事が多いらしい。
で、愚妻が「いつも、最初にチョキを出してたら(バレると)負けるじゃない」と、
「グー、チョキ、パー」の中からバランス良く出すよう必死に教えてた。
まぁ、普通に考えたら当然の事なんだけど…
性格が捻くれている天邪鬼な私は、ふと思った。
逆に「いつも最初にチョキを出す」って事を相手に植え付ける事に成功したら
ここ一番、って勝負でパーを出せば勝てるんジャマイカ?と。
子供の頃のジャンケンなんて、
鬼ごっこだの、かくれんぼだの…
「最初の鬼」を決めるためにやる事が多い。
鬼=1 VS 子=多数 って図式から、妙に「除け者」感を感じて毛嫌いされる事が多いんだけど、
走るのが遅かったり、隠れのが下手なら、結局は鬼になるんだよね。
そう考えると、別に最初に鬼になる事のデメリットよりも
「あいつは、いつも最初にチョキを出す」と思わせておいた方が、
「ここぞ」という時の為のトラップとして有効ではないのかな?と。
正に「さもしい」レベルの話なんだけど、ジャンケン大会とかで賞品が懸かってる時とかさ(苦笑
ただ、その瞬間「表裏比興の者」と評される事になるだろうけど(苦笑
まぁ、鼻毛をわざと伸ばしバカ殿を演じた、前田利常みたいな策だけど…
バカ殿を演じたままで終わるより、ここ一番で謀反を起こすぐらいの気概はあっても良いかと。
でも、結果的に100万石を守った事を考えたら、演じきるってのも大事なのかもね。
で、ジャンケンの話。
私も使ったテなんだけど… 最初に「グー出すね」と宣言する手法。
これは意外に有効。
そもそも、ジャンケンなんてのは「3すくみの関係の中から、ランダムで何か1つが出てくる」からゲーム性があるのであって
ここで「グーを出す」なんて宣言は、ゲームの根本を覆す行為。
卑怯極まりない行為なんだけど…
その宣言により、相手は不必要に考えてしまい、疑心暗鬼に陥るという効果がある。
結局、何を出すかは相手次第、確率は1/3なんだけど
宣言される事により、深読みしてしまうってだけなんだけどね。
本当にグーを出すなら、パーを出すか?
その裏をかいてチョキ? じゃあ、グー?
いやいや、その裏をかいてパー。 ならチョキか?
あれ? 本当にグー出されたら負けるじゃん。 orz
そんな罠。
まぁ、実際には裏の裏をかいて(3すくみなので、裏の裏=表じゃない)決断できる奴なんて、そうそう居ない。
上の例で言えば、「グーを出す」と宣言して「パーを出す」行為。
宣言した手前、「本当にグーを出さなきゃダメ?」って心理も働くしね。
結局は、宣言どおりの「グー」 or 裏をかいた「チョキ」の二択に近い感じになるかと。
そうなると宣言された側は、相手が宣言した「グー」を出せば負ける事は無い。
なんだけど…
相手がそこまで、ジャンケンを考えてると想定できたら…
宣言した側は「パー」が有効なんだよね。
グーに対してパー。
裏をかいてのチョキに対してグー。
それに負けないテは「パー」だから。
なので「グーを出す」と宣言しておきながら「パーを出す」ってのが有効なのかな?
まぁ、結局はジャンケンのような3すくみの関係って、
ヘタに宣言すると、相手の手の内を封じたようで、
実は自分の手の内も封じてしまい、逆に混乱する(させる)だけなので
よほど単純な相手以外には、使わない方が吉かもね(苦笑