サムナンプレ 解き方のコツ

基本ルール

問題は「ナンプレSuper Vol.11」 Q96より
初期画像
基本は数独(ナンバープレイス)と同じです。
点線で囲まれた数字の合計も条件になります。
始める前に…
点線で囲まれているマス数と合計数に注目します。
区画がまたがっている場合、同じ数字が入る場合もあります。
2マスで合計3の場合「1・2」、
3マスで合計6の場合「1・2・3」など基本的な考えも重要ですが、
意外と「区画の合計は45」というのも役立ちます。

手順-1

手順1
まずは一マスだけの部分を埋めておきしょう。
【G4・G5】の合計は『3』
2マスで合計3なので、入る数字は「1・2」のみ。
【F4】の「1」により【G5】の「1」、【G4】の「2」が確定します。
【B6・B7】の合計は『4』
連続した2マスで合計4なので、入る数字は「1・3」のみ。
【A5】の「3」により【B7】の「3」、【B6】の「1」が確定します。
ここで無理矢理サムナンプレらしい解法を(苦笑
【DEF-456】に注目します。
確定している数字は「1・7・9」
点線で囲まれたマスの合計は『5・9』
それらを全て足すと『31』
1〜9の合計は45なので、45 - 31 = 14
なので、計算に含まれなかった【E4】と【E6】の合計は『14』になります。
2マスで合計14の組み合わせは「5・9」と「6・8」ですが
既に区画内に9があるので「6・8」と判ります。
【E6・E7】の合計は『7』なので【E6】に「8」が入る事はありません。
なので【E6】は「6」、【E4】は「8」が確定。
同時に【E7】の「1」、【E3】の「9」も確定します。

手順-2

手順2
【D4・D5】の合計は『5』
2マスで合計5の組み合わせは「1・4」と「2・3」ですが
既に区画内に1があるので「2・3」のみ。
【G4】の「2」により【D5】は「2」、【D4】は「3」と決まります。
【F5・F6】の合計は『9』
区画内で使用されていない「4・5」と分かります。
【I5】の「4」により【F6】は「4」、【F5】は「5」と決まります。
ここで再度、サムナンプレらしい解法を。
普通のナンプレの考え方で「3」に注目すると
【GHI-456】の「3」は【A5】【D4】【G3】の「3」から
【H6】か【I6】の二択になります。 が【I6・I7】の合計は『15』なので
【I6】に「3」が入ると【I7】は「12」になってしまいます。
当然、あり得ないので【H6】の「3」が確定します。
※同時に【H5】の「6」も確定
この後、5行に注目すると使用していない数字は「8・9」
【C7】の「8」により【B5】は「8」、【C5】は「9」と決まり、
それぞれの相方も確定できます。

手順-3

手順3
見にくいので以降、確定したマスの合計値は隠していきます。
【D5】【G4】の「2」より【A6】の「2」が確定できます。
【ABC-456】で使用していない数字は「4・5」
【C4】に「4」を入れると
【C3】が「3」になってしまい、【G3】の「3」と並んでしまうので
【A4】が「4」、【C4】が「5」と決まり、【C3】の「2」も決まります。
4行で使われていない数字は「7・9」
【H3・H4】の合計は『8』なので
【I4】の「9」、【H4】が「7」と決まり、【H3】の「1」も決まります。
今度は6行目。 使われていない数字は「5・8」
【I6・I7】の合計は『15』なので
【G6】の「5」、【I6】の「8」、【I7】の「7」が決まります。

手順-4

手順4
今度は【ABC-123】に注目します。
確定している数字は「2」
点線で囲まれたマスの合計は『12・12・15』
それらを全て足すと『41』 45 - 41 = 4
【A5】に「3」がある事から【C1】の「3」、【A2】の「1」が確定します。
合計が『12』のマスに「9」が入ると
区画内に「3」が複数存在してしまうので不可。
合計『15』のマスにしか入らない事が判ります。
【C5】に「9」がある事から【B2】は「9」、【C2】は「6」と決まります。
※同時に『12』のマスは「4・8」「5・7」の組み合わせとも判明
【B9・C8・C9】は合計が『7』
重複しない数字での組み合わせは「1・2・4」のみ。
【C3】の「2」によって、【B9】の「2」が確定します。
※【C8・C9】は「1・4」
今度は【DEF-789】に注目。
確定している数字は「1」
点線で囲まれたマスの合計は『10・13・12』
それらを全て足すと『36』 45 - 36 = 9
2マスで9になる可能性は「1・8」「2・7」「3・6」「4・5」の4通りで
それらが【D9】【F7】に入る事になります。
「1・8」は同区画に既に「1」があるので不可。
「2・7」は可。
「3・6」は【B7】【D4】の「3」により両マスとも「3」は否定されているので不可。
「4・5」は【F5】【F6】の「4・5」により【F7】の「4・5」が否定され不可。
「2・7」に絞られ、【B9】の「2」によって【F7】は「2」、【D9】は「7」と決まります。

手順-5

手順5
次は【GHI-123】に注目。
確定している数字は「1・3」
点線で囲まれたマスの合計は『24・11』
それらを全て足すと『39』 45 - 39 = 6
既に同区画に「1」があるので組み合わせは「2・4」のみ。
【I5】に「4」がある事から【H2】が「4」、【I1】は「2」と決まります。
また、3マスで合計24の組み合わせは「7・8・9」のみ。
なので、残った【I2】【I3】には「5・6」が入る事が判ります。
【C2】の「6」により【I3】が「6」、【I2】が「5」と確定できます。
I列を見ると残る数字は「1・3」
【H9】【I9】の合計は『6』なので、【I9】に「3」は入れません。
よって【I8】の「3」、【I9】の「1」が確定し、【H9】の「5」も確定。
【G4】の「2」により【H8】の「2」、【G8】の「4」も確定できます。
更に【I9】の「1」により二択状態になっていた
【C8】の「1」、【C9】の「4」も確定できます。
また【GHI-789】でも【C7】の「8」により【G9】の「8」、【H7】の「9」が決まります。

手順-6

手順6
【GHI-789】が決まった事で【GHI-123】も確定します。
【G9】の「8」により【H1】は「8」
【B2】の「9」により【G1】は「9」、【G2】は「7」と判ります。
【C1】の「3」により、【D1・E1】合計『5』の候補は「1・4」のみ。
【E7】の「1」により【D1】が「1」、【E1】は「4」と決まります。
【E1】の「4」、【H1】の「8」から
【ABC-123】の合計『12』のマスのうち、
【A3】【B3】の方に「4・8」が入る事が判ります。
【A4】【B5】の「4・8」により【A3】が「8」、【B3】が「4」となります。
【DEF-123】では合計『10』のマスが2組残っています。
まず「5」は入れないし、既に「4」が出た以上「6」も入れません。
なので【D3】【F1】には「5・6」が入る事が判ります。
【F5】の「5」により【D3】が「5」、【F1】は「6」と決まります。
また、「2・8」「3・7」の組み合わせしか残っていない事も判ります。
【A3】に「8」、【C3】に「2」がある事から、
【F3】には「2」も「8」も入れない。
つまり【D2・E2】が「2・8」、残る2マスが「3・7」と判ります。
【E4】の「8」、【G2】の「7」、【G3】の「3」から、
それぞれの数字が決まり【DEF-123】の全てが埋まります。

手順-7

手順7
【D4】【F2】【I8】の「3」により、【E9】の「3」が確定。
同時に【F9】の「9」も決まります。
7行に注目すると残る数字は「4・5」
他のマスとの関係から【A7】が「5」、【D7】の「4」
【A8】の「9」、【D8】の「6」も確定します。
【A7】の「5」により、【B1】の「5」が、
【E4】の「8」により、【F8】が「8」と決まり、
【A1】の「7」、【E8】の「5」も確定。
最後に【A9】の「6」、【B8】の「7」を確定して完成です。