1つ違いナンプレ 解き方のコツ

基本ルール

問題は「ナンプレSuper Vol.11」 Q80より
初期画像
基本は数独(ナンバープレイス)と同じです。
隣接するマスが1つ違いの場所は、必ず二重線になっています。
これが曲者で、逆に言うと
二重線じゃない場所は「1つ違いではない」という事です。
これに気づかないと途中で手詰まりになる(と感じる)事があります。
始める前に…
まずは「1」「9」が二重線に隣接していないか?
「2」「8」しか選択肢が無いですからね。
次は「2」「8」を見て「1」「9」が特定できないか?
とにかく「1」「9」を意識して探していくと良いと思います。

手順-1

手順1
まずは【F1】の「1」と二重線から【F2】の「2」が確定します。
【ABC-789】では中央に「2」、その周囲に二重線。
同区画内なので、隣接するマスには「1・3」のどちらか。
【C8】に「1」を入れると、その下の二重線で【C9】に「2」が。
同区画内に「2」が2つになってしまうので、
【C8】は「3」、【C9】は「4」、【B7】が「1」と判ります。
【ABC-456】を見ると【A6】の「7」に二重線が。
まだ確定はできないですが【A5】【B6】が「6・8」の二択と判ります。
更に二重線の流れを見ると
右上の4マスは連続した数字になる事も判ります。
「1・7・6・8」を除いた数字は「2・3・4・5・9」
なので【C6】はあぶれた「9」と決まります。
次に【I6】の「4」に注目。
【H6】に入る可能性があるのは「3・5」、
【G6】は「2・4・6」ですが、「4」も「6」も同区画に同じ数字があるので、
【G6】の「2」、続いて【H6】の「3」が確定します。
全体を「3」に注目して候補を書いていくと…
【GHI-789】で、1つ違いナンプレ特有の解法が。
【C8】【F9】【H6】の「3」から、
普通なら【G7】【I7】の二択になるところなのですが、
【G6】の「2」の下が二重線では無いので【I7】の「3」が確定できます。

手順-2

手順2
【F2】の「2」を見ると【G2】は「1・3」
ただ、そのマスの上にも二重線があり、
【G2】に「1」を入れると【G1】は「2」になる事に。
が、G列には既に【G6】に「2」があるため無理。
よって【G2】は「3」、【G1】は「4」と決まります。
これにより【A3】の「3」、【A2】の「4」、【H7】の「4」が確定します。
【H8】の「6」の周囲を見ると【D9】の「7」により、
【G8】が「7」、【H9】が「5」と判ります。
また【B2】の「7」を見ると、【H2】の「8」により【C2】は「6」に。
ここでC列を見ると【F1】【B7】の「1」、
【C4】【C5】は「2・5」の二択になっている事から【C3】の「1」も確定できます。
【C1】【C7】は「7・8」の二択になりますが、
【C2】に「6」があり二重線も無い事から
【C1】は「8」、【C7】は「7」と決まります。

手順-3

手順3
ひとまず休憩。
二重線に構わず、普通にナンプレを進めていきます。
【C3】【F1】の「1」により【I2】の「1」
【B7】【I2】の「1」により【G9】の「1」
【A4】【G9】【I2】の「1」により【H5】の「1」が決まります。
また、【D6】【E6】、【D8】【E8】では「1」の二択になりますが、
【F8】には「2」を入れられないので、
それぞれ【D8】【E6】が「1」だと確定できます。
【B8】の「2」により【A1】の「2」
【B8】【G6】の「2」により【I9】の「2」
【A1】【G6】【I9】の「2」により【H3】の「2」が決まります。
【I4】の「6」を見ると左方向に連番になる事が解ります。
【H9】の「5」により、【H4】【G4】【F4】が「7」「8」「9」と確定。
また【H4】の「7」により【H1】も「9」だという事が判ります。
区画【GHI-456】では「5・9」が、
区画【GHI-789】では「8・9」が二択状態になりますが、
【G4】の「8」が決まった事により、それぞれ確定できます。

手順-4

手順4
【G5】の「5」が確定した事により、
保留状態だった【BC-45】の4マスが一気に決まります。
また【D4】【E4】の「2」「3」も確定します。
【DEF-789】で使用されていない数字は「4・5・6・8・9」
【E8】【F7】【F8】は
3つの数字が連番になるので「4・5・6」が入る事が解ります。
【H7】の4により【E8】を起点に「4」「5」「6」が入ります。
これで【E9】の「9」、【D7】の「8」
【A7】の「5」、【A8】の「9」も確定していきます。

手順-5

手順5
【ABC-123】では【H1】の「9」により
【B3】の「9」、【B1】の「5」が確定。
【GHI-123】でも【I4】の「6」により【G3】の「6」が、
【B1】の「5」により【I3】の「5」、【I1】の「7」が決まります。
【G3】の「6」、【F8】の「5」により
【F3】【E3】がそれぞれ「7」「8」が決定。
【D3】には3行で使われていない「4」と決まります。
【G5】の「5」、【F7】の「6」により【F5】の「4」が確定。
F列で使われていない「8」が【F6】へ。
【A5】【B6】、【A9】【B9】の「6・8」もそれぞれ確定できます。

手順-6

手順6
【G5】の「5」により【D6】の「5」
【B1】【D6】の「5」により【E2】の「5」が確定します。
二重線により【E1】には「6」が、
【D5】【E5】には「6」「7」が決まります。
最後に空いた【D2】を「9」で埋めて完成です。