数独(ナンバープレイス)高難易度 解き方のコツ
基本ルール
問題は「ナンプレSuper Vol.5」 Q149
難易度が上がってくると
区画や一つの数字に注目する単純な解法では解けなくなってきます。
その場合、全てのマスに対し候補を記入していく方法で解ける場合があります。
始める前に…
各マスを3×3に分け、○の位置がそれぞれ、
「123」
「456」
「789」に該当します。
右図ではパソコンで処理する為、全てのマスに○を書きましたが
該当する箇所だけで十分です。
○だと数字がイメージしにくい場合は数字を記入。
二択にまで絞り込めた数字は●のように塗り潰す。
数字の場合は○数字にする等、自分でルールを決めておきましょう。
慣れないうちは、処理に時間もかかるし、
消し忘れ・ポカミス等に悩まされますが覚えておいて損は無いと思います。
手順-1
図から不要な○を削除したのがコチラ。
鉛筆で作業した場合、最初の状態ともいえます。
●は、作業中に特定できた数字。
●は、区画内で二択になった数字。
●は、削除できる(そのマスには入らない事が確定した)数字です。
D列では【D7】【D9】の二択が確定したので【D2】の「2」は不可。
F列でも【F1】【F3】の二択確定から【F5】【F6】の「9」を削除。
区画【GHI-789】を見ると「7」が入る場所は【I8】のみ。
「7」が特定されたので【I2】【I3】から「7」を削除します。
手順-2
整理したのがコチラ。
D列を見ると「9」が入る場所は【D5】のみ。
3行を見ると「7」が入る場所は【B3】のみ。
【B2】の「7」を削除した後、
2行を見ると「7」が入る場所は【G2】のみ。
それぞれ、数字が特定できます。
手順-3
整理した後、I列を見ると
【I2】【I3】に入る可能性のある数字が「2」「8」のみとなっています。
この状態では、区画【GHI-123】&I列において
【I2】【I3】以外の部分に「2」「8」が入る可能性は削除できます。
※他の部分に入ると【I2】・【I3】が空白になる為
この際、ヘタに行方向(2行目・3行目)を気にすると、
おかしな事になるので絶対に止めましょう(苦笑
※あくまで列方向&区画に対しての二択なので
区画【GHI-123】を整理すると【H3】の「1」が特定。
候補数字を整理後、3行目を見ると【C3】の「5」が特定できます。
手順-4
整理後、3行を見ると【E3】の○が「8」のみに。
当然「8」が特定され【I3】の「8」は削除。
二択の片方を削除したので【I2】の「8」も特定できます。
※流れ的に【I3】の「2」も特定できるんだけど、ここはマッタリ進めます。
基本、マス目に変化がある度に
しっかり数字を確認していけば、大丈夫なはずなんだけど…
どうしても見落としてしまいがちです。
特に二択は、絞り込みに重要な要素なので
見つけ次第、しっかり塗り潰して(マークして)おきましょう。
手順-5
【I3】の「2」を特定。
更に、2行目を見ると【D2】の「6」も特定できます。
また、【F3】の「2」が消える事で
【F1】【F2】の「2」が二択状態になりました。
手順-6
区画【ABC-123】を見ると【A1】【C1】で「8」「9」が二択状態に。
この区画で「8」「9」が入る場所はココだけ、という事なので
他の候補数字「1」「2」「3」は削除する事ができます。
また、逆に言えば【A1】【C1】のどちらかには必ず「9」が入るという事なので
【F1】から「9」を削除します。
どちらにしろ【F3】の「9」が確定してました。 orz
D列を見ると【D4】で「8」が特定、
E列を見ると【E9】で「6」が特定、
H列を見ると【H4】で「2」が特定できます。
数字が特定できたら、その行・列・区画から候補数字を削除。
二択になった箇所は、忘れずに塗り潰していきます。
手順-7
かなり手詰まり感が漂ってきてますが、
よく見ると、8行目の【C8】で「6」が特定できます。
区画【DEF-456】で「5」の二択が、
区画【DEF-789】で「1」の二択が確定しています。
【追記】
見直すと【E7】【F8】の2マスで「1」「4」が二択になってるので
候補の数字「3」が消せました
手順-8
B列をよく見ると【B5】【B6】で「4」「6」が二択状態になっています。
B列の他のマスに「4」「6」が入る可能性は無いので、
【B5】【B6】では「4」「6」以外の数字を削除する事ができます。
手順-9
数字を整理した後、
区画【ABC-456】を見ると【A4】【A6】で「5」が二択に。
結果、A列において【A7】【A8】に「5」が入る可能性は無い事に。
すると【B7】【B9】が「5」の二択になる事が確認できます。
手順-10
4行目を見ると【G4】【I4】で「4」が二択に。
区画【GHI-456】内の他のマスにある「4」を削除していきます。
するとI列において、【I6】【I9】で「3」「9」の二択に。
なので【I4】の「3」が削除できます。
【追記】
この時【E7】【F8】の二択に気付いたので「3」を削除しました
手順-11
【I4】が「4」と特定できた事で、
さっきまでの手詰まり感が嘘のように、一気に作業が進みます。
こういうところが「数独」をやっていて気持ちの良いところだと思います。
【G4】の「4」を削除した事で「5」が特定。
区画【GHI-456】、G列、4行の候補数字「5」を削除していきます。
すると、二択状態の片方だった【A4】の「5」が消え、結果【A6】の「5」が特定。
同様に【F6】の「5」が消えるので、【F5】の「5」も特定する事ができます
手順-12
4行目の【A4】【C4】で「3」が二択になった事により、
区画【ABC-456】内の他の「3」が削除できます。
すると【C5】の「8」が特定。
芋づる式に…
【C1】の「9」
【A1】の「8」
【A7】の「9」が決まっていきます。
手順-13
ここまで埋まると、後は一気に進められます。
ただ、ついつい…
二択状態の数字で、残す方を間違って消しちゃう事が…
とにかく一手一手、確認しながら進めるのが吉かと思います。
この段階で既に【C6】の「2」が確定済み。
同列である【C9】の「2」を消すと、
区画【ABC-789】で【B7】【B9】の「2」が二択状態になります。
当然、もうB列には「2」の入る場所が無くなるので
【B1】【B2】の「2」を削除していくと、
結果【A2】と【F1】の「2」が特定できます。
また、5行目を見ると【B5】の「4」が特定。
二択状態の相方である【B6】の「6」も特定されます。
手順-14
さらに【G5】の「6」が特定した事で
【G1】の「4」、【H1】の「6」も特定。
【G7】の「4」が消えた事で「1」が特定、
【E7】の「1」が消える事で「4」が特定します。
と同時に、二択状態の相方である【F8】の「1」も特定できます。
【A8】の「1」が消える事で「3」が特定、
二択状態の相方【C9】が「1」と特定。
【A4】の「1」、【C4】の「3」も同様に決まっていきます。
手順-15
ここまで進めば、もう大丈夫。
【F2】の「1」が消える事で【F2】の「3」、【E1】の「1」が特定。
その結果【B2】の「1」、【B1】の「3」も特定できます。
同様に【F6】の「3」が消える事で【F6】の「4」、【E6】の「3」が特定できます。
また、5行目では【H5】の「3」が特定。
6行目では【G6】の「8」が特定できます。
【G9】の「8」が消える事で「9」が特定。
結果【I9】の「3」、【I6】の「9」も特定します。
また、H列から「3」を削除した事で【H7】の「5」が特定。
【B7】の「2」、【B9】の「5」も特定できます。
それぞれ候補の数字を整理していくと
【D7】の「3」、【H8】の「4」、【H9】の「8」が特定。
その後【D8】の「5」、【D9】の「2」が決まり、完成となります。